海猿3の3D以来、久しぶりに映画館で映画を観ました♪

最近は、もっぱら、Jcomさんのお世話になって
ばっかりだったのですが、やっぱり映画館で観る方が
いいですねー♪


Not Love,But AFFECTION



ビールもひときわおいしく感じられます・笑・

が、映画が始まってからは
ビールにもポップコーンにも手が行かないほど
集中してみてしまいました。

舞台は太平洋戦争時のサイパン。
そこで、512日もの間、わずか47人で応戦を続けた
日本兵の隊長「大場栄中尉」をモデルにしたストーリーです。

サイパンへはダイビング旅行で行ったことがあって
そのときに、現地のインストラクターに
島内を案内してもらいながら

「あの、山に残っている穴は砲撃の後ですよ」

と右手をみると山肌が露出しているところに
たくさんの穴・・・

「海には未だにたくさんの銃弾が落ちているから
気をつけてくださいね」

そして、実際に海に潜って、目の当たりにした銃弾や
戦車や船の残骸に住む魚たち。

そんなあの日の光景が頭に浮かびつつも
目は画面に釘付けでした。

今まで、数多くの太平洋戦争に関する映画が作られてきましたが
この作品は視点がほかの作品と違う気がします。

大げさな脚色や派手な演出はなく
できるだけ史実に忠実に淡々と作られている感じがして
観終わった後に、より考えさせられる作品でした。

命をかけて戦い
それでも、相手を理解しようと、相手と繋がろうとしている人が
双方にいたこと。

そして、それを理解できずにいる人たち。

そういった人たちのそれぞれの立ち位置で
作品を振り返るとより深さを感じます。

大場中尉を軸にストーリー展開するのであれば
もっとそこにスポットを絞った作り方があったのでしょうが
どちらかというと、ハーマン大尉の視点から描かれた
大場中尉であり、日本兵の戦いであったために
余計に淡々としてしまったのだと思います。

竹野内豊さんの静かな演技と
唐沢寿明さんの力強い演技が
とても印象的でした。